「WordPressのバックアップって、どうやればいいの?」「プラグインが多すぎて何を選べばいいかわからない」
と悩んでいませんか?
サイトがマルウェアに感染したり、誤操作でデータを消してしまったりしたとき、バックアップがなければすべてを失います。
実際、バックアップなしでサイトを運営している方ほど、いざトラブルが起きたときのダメージが深刻です。
でも安心してください。WordPressのバックアップは、適切なプラグインを選べば誰でも簡単に自動化できます。
この記事では、現場で実際に使ってきたおすすめプラグイン3選と、正しいバックアップ方法を丁寧に解説します。
ITエンジニアとして20年以上WordPressに携わってきたよこやま良平です。多数のサイト復旧を手がける中で、バックアップの有無がトラブル対応のスピードを大きく左右することを痛感しています。わたしの現場経験をもとに、本当に使えるバックアップ方法を解説します。
- WordPressのバックアップで取るべきデータの種類
- 手動バックアップとプラグインバックアップの違い
- 現場で実績のあるおすすめバックアッププラグイン3選
- バックアップの保存先・頻度の正しい設定方法
- バックアップから復元する基本手順
- バックアップを自動化してサイトを守れるようになる
- トラブル発生時に自分でサイトを復元できるようになる
バックアップさえ正しく設定しておけば、万が一の事態でも数分〜数時間でサイトを元の状態に戻せます。まずはバックアップの基本から確認しましょう。
WordPressバックアップで取るべきデータの種類と基礎知識
WordPressのバックアップには「何を取るか」が重要です。
必要なデータをすべて取れていなければ、いざというときに復元できません。
バックアップに必要な2つのデータ
WordPressのサイトデータは大きく2種類に分かれます。この両方が揃って初めて「完全なバックアップ」と言えます。
- ファイル一式:WordPressのコアファイル・テーマ・プラグイン・アップロード画像(wp-content)など
- データベース(DB):記事・固定ページ・設定・ユーザー情報などすべてのコンテンツが入ったMySQLデータ
ファイルだけをバックアップしてもDBが抜けていれば記事が消えた状態になります。
DBだけバックアップしてもテーマやプラグインがなければサイトは動きません。両方セットで取ることが鉄則です。
手動バックアップとプラグインバックアップの違い
バックアップ方法は「手動」と「プラグイン」の2つに大別されます。それぞれの特徴を理解して、自分のサイト運営スタイルに合った方法を選びましょう。
手動バックアップの特徴
FTPソフト(FileZillaなど)でサーバーにアクセスしてファイルをダウンロードし、phpMyAdminからDBをエクスポートする方法です。ホスティング費用以外のコストがかかりませんが、毎回手作業になるため定期実行には不向きです。
プラグインバックアップの特徴
WordPress管理画面からプラグインをインストールするだけで、スケジュール設定・クラウドへの自動保存・ワンクリック復元まで一括対応できます。
初心者でも迷わず使えるうえ、万が一の際も復元が簡単です。
わたしが現場でサイト復旧を手がける際、バックアップがプラグインで自動化されているサイトは復旧時間が大幅に短縮できます。
特に更新頻度の高いサイトは、プラグインによる自動バックアップを強くおすすめします。
バックアップ頻度と保存先の正しい考え方
バックアップは「取る」だけでなく「どこに保存するか」「どのくらいの頻度で取るか」が重要です。
- 頻度:DBは毎日・ファイルは週1回(更新頻度が高いサイトはDBを毎日推奨)
- 保存先:サーバー上ではなく外部ストレージ(Google Drive・Dropbox・Amazon S3など)に保存する
- 世代数:最低3世代分を保持する(直近のバックアップが感染済みの場合に備える)
サーバー上だけに保存するのは危険
サーバー自体が感染・クラッシュした場合、バックアップも一緒に失われます。必ず外部ストレージと組み合わせましょう。
WordPressバックアッププラグイン おすすめ3選
数あるバックアッププラグインの中から、わたしが現場で実際に使ってきた信頼性の高い3つを厳選して紹介します。
それぞれ特徴が異なるので、用途に合わせて選んでください。
BackWPup|無料で本格的な自動バックアップを実現
BackWPupは無料ながら高機能なバックアッププラグインの定番です。
ファイルとDBの両方をバックアップでき、Dropbox・Google Drive・Amazon S3・FTPなど多様な保存先に対応しています。
- ファイル+DB両方の完全バックアップが無料で可能
- スケジュール設定で完全自動化できる(毎日・毎週など)
- Dropbox・Google Drive・S3・FTPなど豊富な保存先
- バックアップファイルをzip形式でダウンロードして手元保管も可能
- 復元は手動作業が必要(自動復元機能なし)
コストをかけずにしっかり自動バックアップしたい方に最適です。
ただし復元は手動になるため、復元手順をあらかじめ把握しておく必要があります。
- プラグイン → 新規追加 → 「BackWPup」検索 → インストール → 有効化
- BackWPup → 新規ジョブ追加 → ジョブ名を入力
- 「ジョブタスク」でファイルバックアップとDBバックアップにチェック
- 「宛先」タブで保存先(Dropboxなど)を選択・認証
- 「スケジュール」タブで実行頻度を設定して保存
UpdraftPlus|ワンクリック復元が強みのバックアップ定番プラグイン
UpdraftPlusは世界で最も使われているWordPressバックアッププラグインのひとつで、有効インストール数は数百万に上ります。無料版でも自動バックアップ・クラウド保存・ワンクリック復元が使えます。
- 管理画面からワンクリックで復元できる(BackWPupとの大きな差別化点)
- Google Drive・Dropbox・S3・FTP・メールなど保存先が豊富
- ファイルとDBを個別にスケジュール設定できる
- バックアップ世代管理(何世代分保持するか設定可能)
- 有料版(UpdraftPlus Premium)ではサイト移行・増分バックアップも対応
「いざというときに自分で素早く復元したい」という方にはUpdraftPlusが最もおすすめです。
管理画面の復元ボタンひとつで元の状態に戻せるため、技術的な知識がなくても安心して操作できます。
- プラグイン → 新規追加 → 「UpdraftPlus」検索 → インストール → 有効化
- 設定 → UpdraftPlus バックアップ → 「設定」タブを開く
- 「ファイルのバックアップスケジュール」「データベースのバックアップスケジュール」を設定
- リモートストレージ(Google Drive等)を選択して認証
- 「変更を保存」→「今すぐバックアップ」で初回バックアップを実行して動作確認
Duplicator|サイト移行・複製にも使えるバックアッププラグイン
DuplicatorはWordPressサイトのバックアップに加え、サーバー移行・サイト複製・ステージング環境の構築にも使えるマルチユースなプラグインです。
- バックアップとサイト移行を1つのプラグインで完結できる
- 「パッケージ」としてサイト全体を1ファイルにまとめられる
- 別のサーバーやドメインへの引越し作業に最適
- 無料版でも基本的なバックアップ・移行が可能
- 有料版(Duplicator Pro)ではスケジュールバックアップ・クラウド保存に対応
「バックアップだけでなく、将来的にサーバー移行も考えている」という方にはDuplicatorが一石二鳥です。ただし無料版はスケジュールバックアップに対応していないため、定期的な自動バックアップが目的ならUpdraftPlusやBackWPupと組み合わせる使い方が現実的です。
WordPressバックアップ プラグイン比較と選び方のポイント
3つのプラグインの特徴を理解したうえで、自分のサイトに合ったものを選ぶことが大切です。
- とにかく簡単に使いたい・復元も自分でしたい → UpdraftPlus
- 無料で多機能・保存先の自由度が欲しい → BackWPup
- 将来サーバー移行・サイト複製も予定している → Duplicator
迷ったら、まずUpdraftPlusをインストールして設定することをおすすめします。
初心者でも直感的に操作でき、ワンクリック復元があるため万が一の際も慌てずに対処できます。
WordPressバックアップからの復元手順(UpdraftPlus版)
バックアップは取るだけでなく、実際に復元できることを確認しておくことが重要です。
ここではUpdraftPlusを使った復元手順を解説します。
UpdraftPlusでの復元手順
UpdraftPlusの復元は管理画面から完結できます。以下の手順で進めてください。
- 管理画面 → 設定 → UpdraftPlus バックアップ を開く
- 「既存のバックアップ」タブから復元したいバックアップを選択
- 「復元」ボタンをクリック
- 復元するコンポーネント(プラグイン・テーマ・アップロード・DB)を選択
- 「復元」を実行 → 完了後に「復元が完了しました」と表示されれば成功
復元前には必ず現状のバックアップを取ること
復元作業を始める前に、現在の状態を新たにバックアップしておきましょう。復元が思わぬ結果になった場合に戻れる手段を確保することが重要です。
管理画面にアクセスできない場合の復元方法
マルウェア感染や設定ミスでWordPress管理画面にログインできない場合は、プラグインを使った復元ができません。その場合はFTPとphpMyAdminを使った手動復元が必要になります。
手順の概要は次のとおりです。
- FTPソフトでサーバーに接続し、バックアップしたファイルをアップロードしてサイトのファイルを上書き
- phpMyAdminでDBを削除 → バックアップしたSQLファイルをインポートして復元
この作業はFTP操作やDB操作の知識が必要で、初心者には難易度が高いです。自信がない場合は、無理に自分で対処しようとせず専門家への相談も選択肢に入れてください。
WordPressセキュリティとバックアップを組み合わせる重要性
バックアップはあくまでも「最後の砦」です。バックアップがあっても、感染後の復旧には時間と手間がかかります。セキュリティ対策と組み合わせて、そもそも感染しない環境を作ることが理想です。
バックアップと合わせて導入すべきセキュリティ対策
バックアップを整備したら、次にセキュリティプラグインを導入して不正アクセスや改ざんを防ぎましょう。
おすすめのセキュリティプラグイン:クイックレスキュー365
わたしが自信を持っておすすめするセキュリティプラグインが「クイックレスキュー365」です。不正ログインブロック・ログインURL変更・XMLRPC遮断・IPアドレス拒否など、WordPressへの典型的な攻撃を防ぐ8つの機能を無料で利用できます。
スキャン機能(マルウェア検出)が必要な場合はWordfenceも併用してください。クイックレスキュー365とWordfenceは競合せず、役割が異なるプラグインとして共存できます。
バックアップ後に感染が発覚した場合の対応
バックアップを取っていても、そのバックアップ自体がすでに感染している場合があります。これがバックアップを「3世代分」保持することが重要な理由です。
感染のタイミングが直前であれば、2〜3世代前のバックアップには感染前のクリーンなデータが残っている可能性が高くなります。感染発覚後は慌てて最新バックアップで復元しようとせず、感染時期を特定してから世代を選ぶことが重要です。
- Wordfenceなどでスキャンして感染ファイルを特定
- 感染がいつ頃から始まったかを確認する
- 感染前のバックアップを選んで復元する
- 復元後に再スキャンしてクリーンな状態を確認する
- セキュリティプラグインを設定して再感染を防止する
WordPressバックアップに関するよくある質問
WordPressバックアップ方法とおすすめプラグイン3選まとめ
WordPressのバックアップは、サイトを守るための最低限の備えです。改ざん・感染・誤操作——いつ起きるかわからないトラブルに対して、バックアップがあるかないかで復旧にかかる時間も費用も大きく変わります。
今回紹介した3つのプラグインをおさらいします。
- BackWPup:多様な保存先に対応した無料の高機能バックアップ。復元は手動。
- UpdraftPlus:ワンクリック復元対応。初心者でも安心して使える定番プラグイン。
- Duplicator:バックアップ+サイト移行の両用。引越し予定がある方に最適。
迷ったらUpdraftPlusから始めるのがおすすめです。設定はシンプルで、いざというときに自分で復元できる安心感があります。
バックアップの設定が完了したら、次はセキュリティプラグインで不正アクセス・改ざんの予防に取り組みましょう。バックアップとセキュリティの両輪が揃って、はじめてサイトを安心して運営できます。
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