WordPress引越しでよくある失敗7選|バックアップ不足に注意

WordPress引越しでバックアップ不足やDNSやSSLなどの失敗例を確認するアイキャッチ

WordPress引越しで失敗しそうで不安になっていませんか?

サーバー移転やドメイン切り替えは、見た目には「データを移すだけ」に見えます。
しかし実際には、ファイル、データベース、DNS、SSL、メール、フォーム、URL置換まで確認する必要があります。

特に怖いのは、作業直後は表示されているのに、数日後に画像抜けやメール不達、旧サーバー解約後の復元不能が見つかるケースです。
この記事では、WordPress引越しでよくある失敗を7つに分けて、事前に防ぐ方法を整理します。

よこやま良平

WordPressの復旧を多数手がけてきたよこやま良平です。わたしの現場経験をもとに、引越しで起きやすい失敗と、作業前に止めるべき危険な判断を具体的に解説します。

この記事でわかること
  • WordPress引越しでよくある失敗の全体像
  • バックアップ不足や旧サーバー解約で復元できなくなる理由
  • DNS、メール、SSL、URL置換で起きる見落とし
  • 引越し前後に残しておくべき確認メモ

結論から言うと、WordPress引越しの失敗は「作業技術」だけでなく「確認順序」と「保全不足」で起きます。
先に失敗例を知っておけば、移転作業そのものよりも大切なバックアップ、旧環境、切り戻し手段を守れます。

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WordPress引越しの失敗はバックアップ不足から始まる

WordPress引越しで最も多い失敗は、バックアップがあるつもりで、実際には復元に必要な材料がそろっていないことです。

理由は、WordPressがファイルだけでもデータベースだけでも完全には戻らない仕組みだからです。
テーマや画像はファイル側、投稿本文や設定はデータベース側にあり、片方だけではサイト全体を復元できません。

ファイルだけ保存してデータベースを忘れる

FTPで `wp-content` やテーマフォルダを保存していても、投稿本文、固定ページ、メニュー、ウィジェット、プラグイン設定は多くの場合データベースに入っています。
ファイルだけを新サーバーへ移しても、記事や設定が戻らないのはこのためです。

逆に、データベースだけを保存して画像フォルダを移し忘れると、記事本文はあるのに画像が表示されません。
引越し前には、ファイル一式とデータベースを同じ日時で保存することが大切です。

バックアップ取得後に更新された差分を見落とす

バックアップを取ってからDNSを切り替えるまでに、投稿、注文、問い合わせ、会員登録が発生するサイトでは差分が出ます。
古いバックアップをそのまま復元すると、その間のデータが消えることがあります。

バックアップ不足で起きる失敗
  • ファイルだけ保存して投稿や設定が戻らない
  • データベースだけ保存して画像や独自ファイルが抜ける
  • 移転直前の注文や問い合わせデータが消える
  • 壊れた状態のバックアップで正常データを上書きする
【WordPress引越し前バックアップメモ】
ファイル一式の取得日時:
データベースの取得日時:
uploadsフォルダ容量:
SQLファイル容量:
バックアップ保存場所:
バックアップ取得後に止める作業:
問い合わせ・注文・会員登録の差分確認:
目次

WordPress引越しで旧サーバーを早く解約する失敗

WordPress引越しでは、新サーバーで一度表示できても、旧サーバーをすぐ解約しないほうが安全です。

理由は、表示確認だけではメール、フォーム、画像、cron、独自ファイル、古いバックアップの有無まで判断できないからです。
旧サーバーを消した後に不足が見つかると、復元材料を取り戻せないことがあります。

見えているページだけで成功と判断する

トップページが表示されると、引越しが終わったように見えます。
しかし、個別記事、古い画像、問い合わせフォーム、会員ページ、管理画面、スマホ表示まで見ると不具合が残っていることがあります。

特に、古い記事の画像だけ抜ける、フォーム送信だけ失敗する、管理画面だけ遅いといった問題は、作業直後の短い確認では見落としやすいです。

旧サーバーにしかないファイルを消してしまう

WordPress本体以外に、独自のPDF、ダウンロードファイル、認証用ファイル、計測タグ、フォーム添付ファイルが旧サーバーに残っていることがあります。
これらは通常の移転プラグインだけでは拾えない場合があります。

旧サーバー解約前の確認
  • トップページだけでなく個別記事と固定ページを確認する
  • 問い合わせフォームと自動返信メールを確認する
  • 古い画像、PDF、ダウンロードファイルを確認する
  • 数日間は旧サーバーとバックアップを残す

WordPress引越しのDNSとメール設定で起きる失敗

WordPress引越しでは、DNS切り替えとメール設定を別物として確認する必要があります。

理由は、Webサイトが新サーバーで表示されても、メールまで新サーバーへ移すとは限らないからです。
DNSのAレコード、ネームサーバー、MXレコードを混同すると、サイトは見えるのにメールが届かない状態になります。

DNS切り替え後の反映時間を待てない

DNSは切り替えた瞬間に全員が同じ表示になるわけではありません。
閲覧者の環境によって旧サーバーと新サーバーの表示が混ざる時間があります。

この時間に何度も設定を戻したり進めたりすると、どの設定が原因だったのか追えなくなります。
切り替え時刻、変更したレコード、確認した端末をメモしておきましょう。

メールのMXレコードを誤って変える

サイトだけを移すつもりでネームサーバーごと変更すると、メールの向き先まで変わることがあります。
Google Workspace、Microsoft 365、独自メールを使っている場合は特に注意が必要です。

移転前に、現在のDNSレコードをスクリーンショットやテキストで保存してください。
メールが止まった時に、元のMX、SPF、DKIM、DMARCを確認できる状態にしておくと復旧が早くなります。

DNSとメールで見落としやすい項目
  • Aレコードとネームサーバー変更の違い
  • MXレコードとメールサーバーの向き先
  • SPF、DKIM、DMARCなど送信認証の設定
  • 問い合わせフォームの送信元メールアドレス

WordPress引越し後のSSLとURL置換で起きる失敗

WordPress引越し後は、SSL証明書とURL置換を確認しないと、表示崩れや警告が残ることがあります。

理由は、ドメインは同じでも一時URL、HTTP、旧サーバーURL、テスト環境URLがデータベース内に残ることがあるからです。
見た目だけでなく、画像、CSS、JS、内部リンク、フォーム送信先まで確認しましょう。

SSL証明書が有効になる前に確認を終える

新サーバーでSSL証明書がまだ有効化されていない状態でHTTPSにアクセスすると、警告が出たり、画像やCSSが読み込めなかったりします。
証明書の発行状況と、WordPress側のサイトURLが一致しているか確認してください。

URL置換でシリアライズデータを壊す

データベース内のURLを単純な文字列置換で変えると、プラグイン設定やウィジェットのシリアライズデータが壊れることがあります。
URL置換を行う前には、置換前のSQLを別名で残してください。

また、一時URLから本番URLへ戻す作業では、本文だけでなくメタ情報、ブロック内URL、CSS内URL、フォーム設定も確認対象です。
一部だけ残ると、SSL警告やリンク切れの原因になります。

WordPress引越しの復元先ミスと確認不足を防ぐ

WordPress引越しでは、復元するデータが正しくても、復元先を間違えるとサイトが壊れます。

理由は、同じサーバー内に複数ドメイン、サブドメイン、テスト環境、旧サイトフォルダがあることが多いからです。
別フォルダや別データベースへ復元すると、意図しないサイトを上書きする危険があります。

別ドメインやテスト環境に上書きする

管理画面上では似た名前のデータベースやフォルダが並ぶため、移転作業中は選択ミスが起きやすくなります。
復元前に、対象ドメイン、ドキュメントルート、データベース名を必ず照合してください。

移転後チェックをトップページだけで終える

引越し後の確認は、トップページだけでは足りません。
記事ページ、固定ページ、検索結果、カテゴリー、管理画面、フォーム、画像、スマホ表示、SSL、メールまで確認して初めて完了に近づきます。

復元先ミスを防ぐ確認順
  1. 復元先ドメインとドキュメントルートを確認する
  2. データベース名、ユーザー名、接頭辞を確認する
  3. 旧サーバーと新サーバーのファイル容量を比べる
  4. 主要ページ、フォーム、メール、SSLを確認する

WordPress引越しでよくある失敗7選まとめ

WordPress引越しでよくある失敗は、バックアップ不足、旧サーバー解約、DNS反映の誤解、メール設定ミス、SSL警告、URL置換ミス、復元先ミスの7つです。

どれも作業前に記録を残し、旧環境と正常バックアップを保全し、確認項目を分けて進めれば防げる可能性があります。
引越しは「移す作業」よりも「戻せる状態を残す作業」が重要です。

7つの失敗を防ぐ最終チェック
  • ファイルとデータベースを同じタイミングで保存した
  • 旧サーバーをすぐ解約せず、数日確認できる状態にした
  • DNSとメールの設定を変更前に控えた
  • SSL証明書とHTTP混在を確認した
  • URL置換前のSQLを別名保存した
  • 復元先のフォルダとデータベースを照合した
  • トップページ以外の主要ページとフォームも確認した

すでに引越し後に壊れている場合は、正常バックアップを上書きせず、旧サーバーを残したまま症状を記録してください。
原因不明のまま復元や置換を繰り返すと、復旧できる材料まで失うことがあります。

WordPress引越しの失敗でよくある質問

WordPress引越しで一番多い失敗は何ですか?

ファイルとデータベースの片方しか保存していないバックアップ不足です。復元できるつもりでも、画像や投稿、設定の一部が戻らないことがあります。

新サーバーで表示できたら旧サーバーを解約してよいですか?

すぐの解約はおすすめしません。主要ページ、古い画像、フォーム、メール、SSL、管理画面を確認してから、数日余裕を持って判断するほうが安全です。

DNSを変えたのに表示が安定しないのは失敗ですか?

必ずしも失敗とは限りません。DNSは反映に時間差があるため、旧サーバーと新サーバーの表示が混ざることがあります。変更時刻と設定内容を記録して確認しましょう。

URL置換は自分でやっても大丈夫ですか?

置換前のSQLを必ず別名で保存してから行ってください。単純な文字列置換でプラグイン設定やウィジェットデータが壊れる場合があります。

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よこやま良平です。

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